ワレ鋼ノ猟犬ナリ

広大な砂漠に展開される独立遊撃小隊「ウィスパーヴォイス」…たった3名の傭兵小隊である。しかしここではそれでも十分な戦力である。もちろんそれぞれが上手く機能している事が条件であるが…。 

「こちらWV05、掌握中のNA内には敵影無し…。」

大気中電磁波の急激な増大とそれに伴う通信異常は世界の形を塗り替えた。君臨していた二つの大国は国内外の混乱を収束させることが出来ないまま分離・縮小していき小規模国家が乱立した。覇権を巡り戦闘が繰り返される混沌の世紀では原始的な有視界戦、陸戦による陣地の占有こそが自国の存在を対外に示す摂理を考えられた。小隊戦術が主とされる戦場では彼ら傭兵の駆る第二世代ACV…通称「HOUND」がスカッドと呼ばれる小隊を組み驚異的な戦果を上げていた。そしてHOUNDを駆る傭兵達、とりわけ有能な傭兵達は鋼の猟犬「CHROMEHOUNDS」と呼ばれた。

「…っと待った…グリッドF5に反応あり。現在ゆっくりと単機で北上中。各スカッドメンバー状況報告ください。」

有視界が主たるとは言え、メルの駆るWV05、NAmakerを搭載したハウンド、俗に言うコマンダーのロールタイプ機は味方や敵の動きまで察知することが出来るのである。コマンダータイプに限っては自機だけでもNA…ネットワークエリアは持つが、戦場に散らばるコンバスと呼ばれる通信施設を占拠する事によってそのエリアをさらに拡大する事が出来る。しかしながらNA外に出ると通信すらままならない。戦場で孤立、極限られた範囲のソナーのみを頼るほかは、完全な有視界戦闘を強いられるようになる。

『WV19了解した、現在位置で目視出来てる、カニ足くさい。』
『WV16も了解。単機か~火力に自信ありなのかな?現在D2の高台で狙撃位置。…ありゃ気付かれてるかな?』

近接戦闘での瞬発的な火力を重視するとホスカーの駆るWV19、イザヨイの駆るWV16のようなアタッカーのロールタイプを持つ機体になる。コマンダー機のように刻一刻と変化する戦況は読めないが有視界での戦闘、そのものについてはこちらに軍配が上がる。アタッカー機は火力の元に相手をねじ伏せるのである。

 その装備や機動力等でロールタイプは変化していくのだかその形は多種多様で同じアタッカータイプのこの2機ですらその設計コンセプトは大きく違う。むしろWV16はスナイパータイプ寄りなのかもしれない。流動的に変化していく戦場のようにその形は大きく変化していくのだ。…まあ彼ら傭兵のハウンド、そのタイプや装備については単に本人の好き嫌いで決められる事が多いのだが。

「そのエリアのコンバスはこっちが押さえてるし、ソナー索敵外だと思うけど気を付けて。16が2~3発かましてから後退…ノコノコ追いかけてきたら…D4あたりで挟撃が有効かな…?ん~追従機も無いみたいだしそうしよう。」
『WV19了解…16、05にやるみたいに上手に誘い出せよ。』
『…もぅ何言ってんだか…WV16了解。』
「ごほん!WV05より各機、自NA内、ターゲット以外はオールグリーン。後はよろしく~。」

(…続くかも?) 

 てなことでまた新しいゲーム始めちゃいました。新しいと言うか新しくないゲームなんですが。XBOX360「クロムハウンズ」ですよ。まあ発売されて既に1年くらい経つのかな~?プラチナ化(内容そのままでお値段お得の廉価版です)でちょっといいね~って思ってね?いやぁイイネ…というかお値段以上は十分楽しめそうですよ。いろんな部分できっちり作られてるね。似たようなタイプのゲームのFMOと比べても個人的にはこっちのほうが好き。6種類あるロールタイプが基本になるけどアタッカー寄りのスナイパーとか、その逆とかパーツの組み合わせの自由度高くて凄く楽しい。機体組んでるだけでも数時間は簡単に過ぎちゃうほど。役割分担がキッチリで、なんと言ってもボイチャでの共闘が楽し…いろいろ書きたい事はあるけど眠いので今日はこのへんで…w

http://www.chromehounds.com/

このエントリへのコメント

FS製FMOみたいな? 自分で機体を操作するタイプのロボットのゲームは基本的に好きなのですがその操作が馴染めないと自分にはキビしいw

2007年06月05日:火曜日 | けもにゅ∀

似てるとは言ったもののFMOとは似て否なるものなり…かな。動き自体はもっさりした(というか重量感のある感じ)でロボというより戦車ぽいのかなーて思ってます。操作が馴染むかどうか…こればかりはやってみないとなんともネw

2007年06月06日:水曜日 | けろ

コメントする

コメント投稿時にはハンドル名を入力してください。ハンドルが入力されていないと、折角のコメントが誰から投稿されたのかわからなくなってしまうのでご注意を。

ハンドル名
メールアドレス
サイトURL
コメント