聖夜も近いので。

久しぶりにクリスマスに向けての小話。
いちお世界観はPSO準拠です、そんな描写ないけど。
あと〜知らない人(主に宇わの空の方に向け)の為にざっくり登場人物紹介から。

【大蛇丸=フェイン=満月】
メルといざよのムスメ1号、PSOではレイマールぽかった。
幻星学園パイオニア2分校2年(ハンターズ養成コース)
【ルナル=フェイン=大蛇丸】
メルといざよのムスメ2号、PSOでは(途中から)ハニュエールぽかった。
幻星学園パイオニア2分校2年(ハンターズ養成コース)
【六道 空】
ミヅキ&ルナルの友人代表。リサイクル。ああ、あの子!って分かる人はマニア。
幻星学園パイオニア2分校2年(ハンターズ養成コース)
【ダンシ=エイ】
クラスメイト。まあ名前の通り適当さん。
【???】
謎の少年(設定なしもしくは未設定とも言う)

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衝動買いと楽描きは気まぐれから

 月の頭だというのに、大きな出費をするなど。
 何を買ったかといえば、先日最終巻が発売された「化物語」BDを6巻セットでまとめて購入したのです。
 既にTVシリーズで12話までは見ていたのだけれど、Web公開分の最終話までは見ていなかったのでちゃんとソコまで見たかったというのと、メディア収録特典の副音声も聞きたかったというのがあって、買うなら踏ん切りついた今しかない!ってな感じで。

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タイトルは未定。

けろ的にネタ切れな昨今(真司殿は好調っぽい)過去ファイル整理してたら精神的に辛かった時期あたりの小話が出てきた。三点リーダのお作法は二個らしいんだけど一個しかなかった(いや〜個人的にはどうでもいいと思うんだけどw)ので追加!そして晒しておくのだ!リル蕩れ!!

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結構描いてたMH類。

MD
300kmオーバーにトラーイッ!!
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PSPo2での立ち位置。

久しぶりに小話。続きはWEBで!元々WEBだ!

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もはんP小話:捕獲の2 新ユニット名:罪悪感~ポッケ村~

あ〜けろです、こんちわ。
甚だ時代遅れでスタートしたMHP2G。すいません中古で。
で!あれですよ、ポッケ村で猫人を雇いました。
キッチンには「ミーシャ」という肉料理猫人。
オトモには名前だけで気に入った「トウフ」。主に猫腹筋が仕事。

んで、初心に返って初心者訓練(主に卵を運んでポイント稼ぐ)と
武器11種訓練(主に卵を運んでポイント稼ぐ)をやって
やっとこ、村の星1クエに出掛けてました。採取系を主に。
んで他にはトレジャー系雪山をちょっとやったりで。
まあボチボチじんわり進行中〜。
まだクックすらやってません、いじょ。

小話2話は以下よりスタート〜

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もはんP小話:捕獲の1 キモい男(仮)~ポッケ村~

振り向けば、真っ白な世界の真っ白い大地に残るのは自らの足跡のみ。雪上に小さく刻まれるその足跡すら、折しからの吹雪が少しずつ掻き消していく。しかし、目深に被ったフードより覗くその表情はどこか穏やかで、現在自らが置かれている厳しい環境もなんら障害にはなっていないようだった。吐く息は白く、凍えるような寒さ、さらに強くなる吹雪、視界一面は白く染まり、前後すら不覚、一寸先は闇…ならぬ白。それでも、ただ一人、歩を進める…。

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手紙。

新シリーズ?!
【メール・フロム・ヴァナディール:めるの1通目】
 前略 ナル姉さま
 元気にお過ごしでしょうか?こちらもだんだんと涼しくなって心なしか秋の訪れを感じるようになりました。あいかわらず、ぶぅぶぅ言いながらも、めるは今でもここで冒険者をやってます。そこに残ったりまた違う場所で頑張ってる皆はどうしてるのかな?なんて感傷に浸る事が多くなったのも秋が近いせいでしょうか?そんなちょっとセンチメンタルな気持ちも悪くないなぁなんて感じてる毎日です。
 ヴァナディールではこの間、冒険の世界の仕組みというか規制というか…まあそゆものが少し変わって、実力の違う人ともパーティを組みやすくなりました。行く先々で見る光景も、少しだけ穏やかで、真剣な中にもどこか安心感のある笑顔が見えるのは、気の合った仲間同士での修行だからでしょうか?そんな姿を良く見かけます。少しだけ時間の進むスピードがゆっくりとしているのはきっと気のせいではないと思います。
 とはいえ、いつものように”彼女”におんぶにだっこなめるの生活は世界の変革後もあまり変わってはいないんですけどね。そういえば踊り子や獣使いなんかも少しだけ修行したりして、緩やかな変化を楽しむ事が出来るようにはなりました。
 変化と言えば、今日、初めての事がいくつか。一つ目は随分前に行けるようになったアトルガン皇国という国でアサルトというお仕事に初挑戦。いつものように二人で出掛けてやってみようと言う事になりました。でもここで問題が。アサルトというお仕事、実は最低三人居ないと受ける事すら出来ないのです。係員さんの困った顔を見ながらカウンターの前でしばし沈黙。ご老体はここの所、顔も見せないほど耄碌してるので頭数に入れる訳にもいかず…。
 今日のところはあきらめるかなぁって話してたら、不思議と縁のある冒険者の方にばったり。特に連絡する手段を持ってる方ではないんですが、いろんな街角でばったり出会っては立ち話をするUさんでした。Uさんは手慣れた様子でカウンターを覗き込んでいたんですが、ちょいちょいと突いて挨拶。アサルトしに来たけど人数足りないって話すと数人の友人さんをわざわざ誘って、める達を連れて行ってくれる事になりました。Uさんの誘ったLSメンバー、これがみんな女性なんです、意外にやり手なのかな、なんて…余談ですけど。
 アサルトというお仕事は普段のお仕事とはちょっと違ってて、全く勝手が分からないめるでしたが、窓口から出発手順まで分かりやすく説明をしてくれるUさんとその友人さん達には本当にお世話になったんですよ。そえばUさんと会う事は多々あったけども、こうして仕事を一緒にするってのは初めての二つ目だったかも。
 めるがお仕事場までのゲートを使えなかったり(なんか事前の準備でお仕事先からこちらの街へのゲートをくぐっておかないといけなかったとのこと)そこまでチョコボや徒歩での大移動をしたりで余計な時間が掛かったんですがなんとかアサルト初挑戦。初めてのお仕事、作戦名は土竜作戦?だったかな?道を塞ぐ大岩を破壊する、ただそれだけでした。
 ただそれだけとは言ったものの、この大岩かなり固め。みんなで破壊を試みてもじんわりと削れていくだけで、叩くほどに両手斧を持つ手は痺れるし、それになんだか制限時間もあるので結構シビアな感じ。それなりに成功への作戦的なものも必要だったみたい。Uさん達は何度も来てるみたいで成功させる方法は知ってたみたいだったけど、初めてのめる達に合わせてくれてたみたいで、ちょこっとだけ時間が足りませんでした。そんな感じで初めてのアサルトは失敗に終わりました。アサルト失敗、だけども皆笑顔で。成功や失敗は問題でなくて、こうやって誰かと何かを一緒に出来るって事の楽しさをまた少しだけ思い出した気がしました。こんなめるでも…。
 Uさん達へお礼を言って、別れ際に初めての三つ目。Uさんが「アレだったらリングパール使う?」って言ってくれました。”彼女”以外で、通りすがりの冒険者へではなく、める個人へパールを渡してくれそうになった人はたぶん、これが初めてだったと思います。
 ふと手は伸びそうになりました。正直言えば。その差し出されたものを受け取ってしまいそうになりました。最初からそう言っていたはずと、ナル姉さまには怒られるかもしれないけど、少しだけ弱音を吐くめるを許してください。めると”彼女”だけではこの世界、辛い事も出来ない事も多過ぎるから。何かに置いて行かれる自分を酷く寂しく感じるから。だから…。
 …だけど、お断りしました。たしかにUさん達に近しくなるのは間違いないかもしれません。もしかしたら今日のようにまた新しい楽しさを感じる事も。だけども、距離が近くなる分、めるの嫌な部分を見せてしまうかもしれません。もしかしたらまた誰かの嫌な部分を見てしまう事も…それがとても怖くて。
 ナル姉さま、心配ばかりかけてごめんなさい。もう少しだけワガママを通させてください。いつか光ある場所へ辿りつけるように、”彼女”の居るこの世界に踏みとどまりたいのです。もう少し、もう少しだけ。
 ♪それではまたお便りします〜姉上さま〜め〜る〜♪

(追録)
 そっとメルからの手紙を封筒に戻しテーブルの上に置くナル。眉間に皺を寄せふっとため息を一つ。イライラしているのは確かだ。
 「なにがムカつくか?って言われれば、コレを!この手紙を!あの娘がヘラヘラ笑いながら書いてるのが分かるとこさね!あの馬鹿妹め!」
 うだるような暑さも薄まり秋も近付く今日この頃。みなさまいかがお過ごしか〜。お後が宜しいようで。

ナベキヨ…。

山猫支援…にはならないけども、こないだ微妙にMH小話の話で盛り上がったので、小話投下。いいよねMH、といいつつ、近頃全然やってないけど(笑)

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はい、クリスマス小話。

降り始めた雪が白く白く街を染めていく。今宵だけは皆がそう望む12月の聖夜前日。
「雪は嫌いだし。積もってるとこ見てるだけなら好きだけど。」
「…いつかは溶けて…消えてしまうから。」
ベンチに座る少女、それを見つめる少女…二人。その姿はどこか寂しげで。

「あら?めずらしい。今日は一人なの?」
慌しい12月の喧騒の中で更に慌しい、だけどいつもの山猫亭。名物女主人のクエスラ(永遠の28歳ですわん)は、カウンターでその喧騒を眺めていたニューマンの少女、メル=フェインに声を掛けた。
「む、忘れようとしてた事をあえて言うなんて!酷い!」
少し頬を膨らませたメルは、しかし、すぐに笑顔になった。
「えへ、冗談だよ。今日は、いっちゃん古いお友達とお約束でお出掛け中で~す。だからお留守番で~す。」
それを聞いたクエスラは意外そうな顔で口を開く。
「へぇ…てメルちゃん、どうしたの?そんな聞き分けの良い事いうなんて!!」
クエスラは続ける。
「…基本的にメルちゃん、そんな時は『やだ~一緒にいてよぅ』とか言うのが売りじゃない?」
今度はほんとに頬を膨らませたメルが言い返す。
「むぅ、めるだってそこへんはちゃ~んとわきまえてるんだから。」
「わ…わきまえてる…ですってぇ?メルちゃんの辞書にはそんな言葉ないかと思ってたのに!」
クエスラは大げさに驚くフリをして、ペロリと舌を出した。
「ま、冗談はさておき、メルちゃんも少しだけ大人になったって事ね。んじゃ今夜は私がお相手…」
「ん、大丈夫。いっちゃん夜には戻ってくるから!…たぶん。」
メルはそう言うと突然席を立ち、帰ると告げるとまっすぐ扉に向かう。そしてくるりと振り向きウインクをひとつ。
「クエスラさん!…あえないじかんが、あいそだてるのさ!」
満足げにむひっと笑うとメルは颯爽と喧騒の街へ。
「…なんで今時期、ゴゥなの?…あとお勘定…。」
毎年レギュラー出演のクエスラも今年はこれで出番が終わったのであった。

店を出て見上げると雪…粉雪。みるみる歩道が白くなっていく。毎年きちんと天候管理公社は、この日、この時間に雪を降らす。一人で見る雪、二人で見る雪、どこか違うなぁ。ん…くえすらさんにあ~は言ったもののやっぱ寂しいなぁ。んや…待つ事を楽しむのも二人だからこそ。そう思ってめるは家路を急いだ。ん、なんだろうあれ?
「だから、別れましょ…そう言ってるんだし?」
一人は…ニューマン?金髪でロングで…どことなくめるに似てる?ていうかそっくりかも。
「承服出来ない。どうして今になって。納得の行く回答を要求する。」
もう一人は…あんどろいど…じゃなかった。近頃キャストって呼び方に変わったんだっけ?
「…回答なんかないし。…とにかく別れる、今すぐ!」
「いつもキミは…と言っても…今は興奮状態のようだね。とりあえず”今”は帰るよ。また落ち着いた頃に連絡する。」
おとこのこはおんなのこを置いて去っていく。あらら、今日みたいな日に痴話喧嘩…かな。ん~なんか冷静すぎるなぁ、おとこのこのほう。ちょっとおせっかいしちゃおっかな~。なんて。
「ねね?やっぱあんなだから嫌になっちゃったの?冷静すぎるのもやだよね?」
ニューマンのおんなのこ、近くで見るとやっぱめるにそっくり。もしかして…?ん~おんなのこもめるが自分に似てるって思ってるのかな。なんか鏡を見てるよう。
「なに?いきなり。すごい失礼だよ。キミ。」
「まぁまぁいいから!いいから!ちょっとそこでお茶しよ~。」
めるはおんなのこ、名前はレムって言うんだって。レムを引っ張って近くの喫茶店に入った。

なにげに入った喫茶店。向かい合って見ると自分で言うのなんだけどめるが二人居るみたい。まるで双子か、良く似た姉妹に見えたのかも?しばらくは自己紹介をしたり、そんな不思議な光景。そして、いきなり姉妹喧嘩を始めたように見えたのかも?
「だから!違うって。メルはほんとガキねぇ。別に嫌いになった訳じゃないし。」
レムは初対面であるめるにそんなことを言う。なんか失礼だと思わない?
「メルのほうがよっぽど失礼だし。まったくシリアスな場面で空気読みなさいよ。」
めると似たような顔してるのに、なんか大人風味?
「え~だって今さっき”もう別れる”っていうてたじゃん。こんな日にさ?」
だってそう言ってたもの。別れるってのは嫌いって事じゃ…ないのかな?
「だけど嫌いとかそゆんじゃないし。」
「え~意味わかんない。別れなくていいじゃん。なら。」
レムはふぅを息を吐くとひょいと首をすくめる。
「だからメルはガキだって言ってるわけだし。…こんな日に一人だし?」
むき~。めるは一人じゃないし!ってうつってるし…ってまた。
しばらくはそんな調子で。だけどなんか楽しい。レムも意外に楽しんでるように見えた。二人で、数が分からない程いくつもケーキを平らげて、どちらともなく、そして二人とも、ふと時計を見る。そろそろいい時間だ。そろそろ出ようか?とレムが席を立つ。
「ん!とにかく。好きなら!別れたりしちゃダメだよ!レム」
「まあ、いろいろと事情があるわけだし…ネ?オリジナルさん。」
おりじなる?レムはいったい何を言ってるのか、めるには良く分からなかった。

喫茶店を出て二人で歩く。そろそろいっちゃんが帰って来る時間。だけどレムの事がすごく気になる。レムも何か言いたそうな、そんな表情のまま雪の降り積もる公園の横。
「ん~今日、こうなったのも何かの運命なのかもだし。まぁいいか。メル、もうちょっといい?」
レムはそう言うと公園のベンチへ。屋根のついたそのベンチは、キチンと暖房されてて、日が沈んだ今も暖かいまま雪景色だけを楽しめるようになっていた。
「レム?さっきさ…。」
言いかけた言葉をレムが遮る。
「あ、うん。オリジナルって言った事?」
「うん。」
「見てわからないかな?メルは私のオリジナル。言うなれば私はメルのデッドコピーってやつだし。」
こぴ~って?さっぱりわからない。
「ただし…その性能までは無理だったみたいだけどね。」
レムが言うにはレムはめる、正確にはフェインシリーズ?を模倣して作られたニューマンらしい。どこの組織?企業?団体?かは言わなかったけど、このパイオニア2で。めるはそんな事がこの船で起きていることすら知らなかった。だけどショックは不思議と無かった。めるはそゆ生き物だって事は解かっていたから。だけどこの頃はその事を忘れていただけ。
「あは、そんな…めるなんて元にしたって…何も無いのに。」
「やっぱメルは馬鹿だし。ニューマンなら誰もが羨むのに。もちろん私もだし。」
そんな良い事ばかりでもないんだけどな。
「でも、オリジナル?のメル、思ってたよりもイイコでよかったな。高性能ってだけで、さぞイケスカナイやつだと思ってたしね。」
レムの顔はどこか寂しそうだ。たぶんめるもそんな顔。
「もう何人か居たんだけどね。私の姉妹、んでメルのコピー達。」
「あ、皆は?」
「ん。もう死んじゃったし。」
なんかとても哀しかった。見たこともないヒト達だけど。とても。ふいに涙が溢れ出した。
「なんか…ごめんね。レム。」
「泣かない、泣かない。メルが悪いんじゃないし。」
レムは凄く優しい笑顔、めるには真似の出来ない、だけどめると同じ顔で。
「あはは、ほんとイイコだし。まあ結果良かったんじゃないかな。コピーとは言えさ、メルとは違うレムというニューマンで過ごしてるのは間違いないし。」
「そうだメル?私の変わりって訳じゃないけど、キミさ、さっきのキャスト今夜どう?もちろん恋人としてさ?あんなだけどイイヒトだし。」
レムはめるにそう言う。もちろん答えはNO。大事なヒトはめるにだっている。
「そっか。んじゃ、やっぱしょうがないし。」
レムは降り積もる雪を見る。聖夜を待たずに振り積もる特別な雪を。
「メルは雪嫌い?」
一人で見る雪は嫌いだけど、今はレムと見てる雪…嫌いじゃない。
「私、雪は嫌いだし。積もってるとこ見てるだけなら好きだけど。…いつかは溶けて…消えてしまうから。」
突然ガクリと力無くうな垂れるレム。
「メルともこのまま別れようと思ったけど。ごめん、なんか力入んなくなったし。」
やだ。やだ。なんかその先は聞きたくない。
「…そろそろ時間が来ちゃうみたい。やだなぁ劣化ニューマンのこゆとこ。」
「だけど…最後にメルに逢えて、なんか運命感じちゃうね。ほんとに姉妹だったら…良かったのにね。」
差し出すレムの右手。公園に降り続く雪がその手の平に落ちては、溶けて消えていく…。

病院の待合室に座って呆然としてると、いっちゃんが迎えに来てくれた。
「めるちゃん!!…だいじょうぶ?」
少し青ざめた顔、病院に居るってだけ連絡したの…まずかったかな。
「ん、めるはだいじょうぶ。でもレムが…。」
「レム?だれだろ、めるちゃんの新しいお友達?」
お友達になれたかも、だけどもう…。

「やっほー!アナタがいっちゃん?へぇ美人さんだし、そのケはないはずだけど、ちょっとグッとくるし。遺伝子のせい?」
レムは激しく元気よくそして失礼な挨拶をする。
「やだ、メルってばまだ怒ってるし。」
めると同じ顔のレムに少々困惑気味のいっちゃん。カクカクシカジカで。
「なるほど、投薬の時間が来て倒れたレムさんを亡くなったと勘違いした?」
だって、なんかそれっぽい話してたしね?それにね…。
「あーちょっと意図的にそうしたとこあったし。ちょっと意地悪したくなるじゃないメルって。」
「ああ!たしかに!それ分かるかも。」
いっちゃん…なんかレムはむかつきます、めるは。
「まあ、でもあのまま公園で放置されたらほんとに死んでたし。そゆことでいいじゃない?」
不意に鳴る救急車の音、運び込まれるもう何人目かの飲み過ぎのヒト。そして…。
ちょうど0時、なんだかんだで、今、クリスマス。とんでもないサンタクロースの笑顔と共に。

皆様にとって良いクリスマスでありますよ~に!メリークリスマス!!

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