始まりの村へ。

*オフ進行遅い自分なので大丈夫だと思うけど以下ネタバレ含みます。念のため。

【モドス小話:古塔にて】
 もう…少し、その時は近い。ナナ・テスカトリ、古よりの蒼き炎妃龍。灼熱の火山では大地に根を張りしヒトを、メルをあざ笑うかのようにゆっくりと羽ばたきそして飛び去った。静かに星が流れる砂漠ではまるでメルを誘うように大きく吼え、口元に笑みを浮かべながら姿を消した…少なくともメルにはそうみえた。そしてここ…追い詰めたつもりが、むしろ誘いこまれたのはこちらではないかと錯覚さえ起こす古き塔。間違いなくここがメルと彼女の最終決戦の地。彼女にしてみれば戯れに力無き小さき者をその居住に招き入れただけの事。だけど後悔させる、メルにも負けられない訳がある。

 彼女は静かに塔の最上階でメルを待っていた。大きく吼えると周囲の温度が急激に上昇する。炎を纏った。彼女も三度続いたこの戯れは今日で終わりにするつもりらしい。そう、どちらかの死をもって。

 【戦ってる図】

  うりゃ〜> め-)   →→→  炎炎炎>(ナナのヒト)〜

 …その時は来た。熱気で焼け爛れた肌はシクシクと鈍く痛む。だけど疲労で痺れる腕で引き絞るこの矢を放つ事。彼女とメルの長く辛い激闘もこの一手。それで終わるのを確信する。そうメルは勝ったのだ。だけど…。

 放つ事をしばし躊躇う。負けられない理由、ずっとお世話になった村長へ万感の想いを込めた送別の一撃。そう決めて臨んだはずの…そう望んだ戦いなのに。村長の旅立ちにメルが気付いてないとでも思ってたのかな。さすがにそんなに鈍感じゃない。だからこそこうしてここに居る、メルの勝利の報告を聴いて気持ちよく村を旅立てるように。決着は別れの呼び水、そう決めているからこそ最後の一矢が放てない。

 吼える炎妃龍。身を焦がす爆風が起こる。これ以上待てば旅立つのは村長でなくメルのほうだ…この戦いは意志を込めて放った矢と同じ。元には戻らない。一度緩めた弦をもう一度引き絞る。ひとつ、ふたつ、みっつ。強化されたパワーハンターボウがミシミシと悲鳴を上げ溜め込まれた力は臨界点を迎える。

「ありがとう…そしてさよならです!」

 突然に静寂が訪れる。熱風は消え去り柔らかな風が吹いてくる。ペタンを尻餅を付く。遠くに見える雲の切れ目からは薄日が差している。…きっと村長はもう居ない。だけどまたどこかで逢える、そんな気がしながらも少しだけ涙が流れた。

【以下余談】
 …てことでナナテスカトリ(どうも新しい蚊取り器しかもノーマット。に聞こえるんだけど)倒して一応のエンディング?っぽいのを迎えたみたいですよ。だけど噂のココット村に着いたばっかだし、ジャンボ村にもまだまだ未クリアクエストも一杯あるし…って感じでまだまだまだまだ(半分くらい?)終わりには程遠い感じですがとりあえずは一段落なのかな?です。
 お約束で作った「斬破刀」の試し切りであえなく死んだレイア(予想以上に太刀強かった…)以外は弓でやりました。弓は使いこなせば相当に強いらしいのですがどうにもメルさん上手に扱えてないみたいで押し切れずサブ逃げとかでいろいろなモンスに苦汁は舐めさせられましたがやっぱ弓…最高にいいです。かっこよいし〜(こればっか)
 まあこれからはじんわり他系統の武器も遊びながら、やっぱし「弓」メインで行こうと思うのでありました。

武器:パワーハンターボウII
頭:混沌のパオ(LV3)
胴:クックUレジスト(LV1)
腕:クックUガード(LV1)
腰:クックUコート(LV1)
足:クロオビグリーヴ(LV1)

今はこんな感じなのです。しかしココにきてココット村かぁ(シャレじゃないです)なんかいい演出するよねぇ〜。