生まれついての前衛です。

【グラール太陽系守護日誌−機動警護部所属メル=フェイン】
 本日お日柄も良く、フォースからハンターへタイプチェンジしちゃいました。手数料でお金ごっそり取られたけどね…。
 もちょっとしたらイーサンみたいな特別扱いのすご〜いガーディアンだけじゃなく!(いやみです、もちろんw)一般ガーディアンにも開放されると言う新しい戦闘タイプ「ウォーテクター」を目指してね。噂だとどうにもフォースの経験だけじゃ戦闘プログラム自体ダウンロードしてくれないって話なんだってさ。そんな訳でしばらくテクニックの方は封印して、槍と双短剣の修行です。もちろんヨウメイ製なのだ…いや関係ないけどね。

 そんな矢先、夕焼け空の切なさに当てられたのか仲間のひとりがハンターの苦労をぼそりと呟いたりしたんだ〜。体操座りで呟くからなおさら哀しげに聞こえてね。なんでも皆で行く時はいいんだけど一人だととても辛いんだってさ。
 う〜いろいろと悩んだり苦労したりってのはすごく大事。頑張る時って絶対前向きに進む必要なんてないんじゃないかな。気持ちが失速しそうならそこで立ち止まってもいい。それだけじゃなく後ろを振り返る事のほうが大事な時だってある。それなのに別に急かされてる訳じゃないけどどんどん「強く?」なっていく皆を見てると「進まなきゃ!もっともっと!前に前に!」って気持ちになるってのは分からなくはないけど…。ん〜それとももっと根本的な事なのかな〜?守護仕事自体が詰まんないとか。それなら仕方ないけども。ともかくめるは行き着く場所が同じならば出来る事なら時間を掛けて進みたいって思うんだ〜。だけど皆がそうじゃないっては分かってるんだよ。なんて言ったらいいんだろ…まあ政府のさ6年間のノウハウだってメソ…いや、その、げふげふん。

 うん、めると言えばハンターとしてはいまいち武器も防具も頼りないし、ニューマンという種族的な体力不足にも不安はある…ミッション途中にだってぽこぽこ気絶しちゃって迷惑掛けるし…だけど、なんかハンターな今のほうが全然無敵な気がします。強いとか弱いとかそんなの関係なく、なにげに「槍を持ってる姿がやっぱり一番安心する」って言って貰えたから。実際のところロッドやワンド持ってるほうが断然与ダメ自体は大きいはずなんだけどね。だけど「強さ」ってきっとそんなもの。イメージする力こそフォトンの力を引き出す鍵。なんかそんな事を習った気がする。だからね、イメージするんだ、例えば、凛々しく雄々しく先陣きって一番の得物で敵陣をなぎ払う自分を。うんうん、かっこええ〜。単純かな?だけどね、シンプルなそんな想い、それこそが心の強さを研ぎ澄ます唯一の方法…つまらない事で心だけは錆びつかせないって強い想い、願い。独りがダメなら誰かを誘えばきっと大丈夫。君が声さえ掛ければきっと喜んで飛んできてくれるんだ。それもきっと君の持つ「強さ」なんだよ。

 な〜んてね?自分に言い聞かせたりするめるなのでした。SEEDの事はどうした?なにそれ美味いの?いじょ。