PSO臭が漂う良いみっそん。

(PSU小話:ブルースのブルース)

「…はげめ!うっせぇ…」
「めるちゃん、いちおアレでもガーディアンズの人だよ、ハゲ言っちゃ…ダメかな。確かにハゲてる、いやハゲ上がってるけど…。」
「こりゃいっちゃんまで…。いくらハゲててもはそのままハゲて言うのは関心せんのぅ、ハゲてのは古来………。」
「まあまあじじさん豆知識は今度で。アイツまじハゲてるから。ハゲはハゲだもんなぁ?だよねぇ?」
「そうそう、クレさんのいうとおりだ!」

ここはモトゥブガーディアンズ支部ミーティングルーム。ミッション終了後の評価講評を待つ四人。パーティミッションと呼ばれる新しい体系のミッションに参加したヨォン、クレイトン、イザヨイ、メル…四人のそこそこガーディアンは口々に依頼主であるブルースの頭皮ばかり気にしていた。どちらかと言えばのんびり仕事の四人なだけにいつものように戦果は二の次…のはずだった。

「お前ら…全部聞こえてるからな…。ま、まあ俺の頭皮の事はどうでもいい。今回のはお前らのレベルじゃ簡単すぎたか?ま、評価は【A】だな。」

実験的に行われてるミッションとは言え訓練所を用いたなんら実戦と変わらないミッションである。報酬も、そして肉体的な損傷…平たく言えば怪我もきっちりと頂く事になっている。簡単なミッションだったせいか軽口ばかり叩いていた四人だったのだが…。

「また良かったら協力してくれ。」

ブルースはそう言うと気にしてはいないと言いながらも頭皮を撫でながら去っていった。

「ねね?…今のみっそん。める達どっか悪いとこあったっけ?」
「ぇ〜?悪いとこって?…ああ評価がSじゃなかった事?」
「ん〜なんだろね。評価の対象と言えば討伐モンスターの数?設定されてる既定数のモンスターは排除したっぽいし。」
「そうじゃのぅ…時間かの?たまに時計を眺めてたからのぅ。」

それぞれに普段見せないような真剣な顔を…しては居ないがどこか気になるような表情はしているようだった。

「別に…評価とかどうでもいいけどさ…」
「…なんかちょっとブルースさんの目(と頭皮)がね?」
「気になると言えば気になるのぅ。」
「皆で作戦練って、もっかい…やる?」

ガーディアンズになってからこんなに真剣に何かを考えた事はないのではないだろうかと思うくらい四人は作戦を考えた。特にメルは考えた、うんと、うんと考えた。そうだメルが目になろう、大きな肴になって泳ぐんだ。酒の肴になって泳ぐんだ…と。それは関係ないよね?ってイザヨイは思ったらしい。

「…て事はあそこ。ワープのとこ、いっちゃんさ…。」
「ふむふむ。んじゃさ、じじさんにさ…。」
「了解じゃよ…4つボタンのトコはどうじゃ?クレどんが…。」
「アレはめるちょが残って、他の三人で…。」

「んじゃ作戦はそれで。よ〜し、行こ〜う!」
メルの掛け声に大きく頷く三人。あくまでも訓練ミッション、良くあるお伽話の本に載っているような「惑星調査」では使い古されたような手ばかりのミッションだ。だけどその古臭さにどこか子供の頃に楽しんだ遊びを思い出し目の輝きを押さえる事が出来ない四人であった。

「おけ!キーデータは転送した!」
「りょ〜かい!開いたよ〜」

離れた場所で意思を疎通する。見えなくても分かる。全てを伝えあう心。

「ここは任せろ!お主は先へ。」
「おけ。ラ・ディーガで封殺する。」

適材適所、仲間を信じて先に先にへと進もうとする。少しずつかもしれない。だけど今や巨大な力となった技。

「ゴールはすぐそこ!道開くね!」
「御意!中央開くぞ!」
「行け!いっちゃん!」

貫く意志を体現する。ヒューマン・ニューマン…えーと今は居ないけどビースト・キャストそれぞれの体。

それぞれの思い、技術、肉体が一つの事象に集中する。心・技・体。その時にこそガーディアンズの無限の可能性が開く。…そして熱きミッションは終わった。

「…あれだ、評価は【C】ってとこだな。」

「ちょちょちょ…それは…めるがコーラリアンだから?」←いえ違います。
「ちょっと待ってください、ブルースさん流石にそれは…。」
「評価理由くらい聞かせて欲しいもんじゃの…。」
「(…帽子ではなく、紙袋に包まれた食パンです、これ)」

さすがに騒然となる四人。段取りは完璧、討伐数も時間もぱーふぇくとぅだったはずだ…なのにどうして?なにが?更にスピードを求めるのか?もしや隠してる部屋が、要素が。自分の守るべきもの…それが見つからないガーディアンズにはS評価は無理だと言うのか。このミッションを通じて更なる高みを目指せと言うのか。ブルースの発言を待つ四人。今度こそ真剣な面持ちだ。たぶん。

「…ああ、お前らな、俺が何か言うたびにハゲハゲ言い過ぎ。以上だ。」

「「「「そこかよ!!」」」」

四人はそこに呆然と立ち尽くすしかなかった。続く…。いやほんとは続かない。

【中の人の独り言】
だんだんとクリア時間は上がって行ったんだけども今だSタイムには到達出来ずなんですよ、今回から配信のパーティミッション「ブルース・ダンジョン」なんですが。
まあサクサク〜と行く人ならSも楽勝なんでしょうけどもいつもの4人だと丁度良い感じにギリギリSタイムに到達出来ない感じでして、凄く絶妙。今日4人で何回かやっては少しずつタイム縮めてほんともうちょこっとなんだけどね。終わった後にあそこでこうしようとかの話し合いがなんか楽しくて。分担してスイッチ押したりとかなんかPSOをやってるような感覚(ほんとPSOっぽいよね?)に似ててそこも好き。音楽も宇宙船ステージ(だよね?)だしね〜。ダメダメと言われる、言われ続けるPSUだけど自分的にはちょっとイケてるよ、この頃。

あ、メル画像はくれいとんさんとこから無断でパクリました。ごめんね。


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