七夕夜祭

頭上に広がる満天の星空。煌き、瞬き、降り注ぐ星達。ただ見上げているだけでなにか語りかけてくるような優しい光。フッと意識が吸い込まれていくようなそんな錯覚に囚われる星明りだけの暗闇。山猫亭での七夕祭りの中、誰かが「本物の星を見に行こう」と提案し揃って繰り出したラグオルの孤島。それぞれ、砂浜で語り合いながら空を仰ぐもの。一人物思いにふけ空を見上げるもの。酔いつぶれて砂浜に寝転がるもの。そんな中二人は高台に上り何も語らず何も聴かずにただ星を見ていた。
「…あ!今星が流れたね。見た?」
「うん。」
眺めているうちにメルは少しだけ寂しくなったので口を開く。
「なんかね。星の光って綺麗で優しげなんだけどちょっと寂しいね。」
「そだねぇ。やっぱりあの光はここから凄く離れた場所からの光だからなのかな?」
「距離もあるけどあの光は過去の光であれを放ってる星は今もう無いのかも?とか聞いたりするとねぇ…。」
「ほむ。でも光ってるのは確かに今だしあれが過去の光って言われたってピンと来ないことない?」
「ん~昔の光で今光ってる…むぅなんかわかんなくなっちゃうね。まあ見えないからいいか。たった今、光ってるってことで。」
「そだねぇ、くすくす。」
そしてまたしばしの静寂が訪れる。こんな静かでゆっくりした夜を過ごすのは久しぶりだった。
しばらくして今度はイザヨイが口を開く。
「ねぇめるちゃん?私がさ、もしココに居なくてもこの世界は好き?」
「ん~どしたの突然。そんなこと無いから大丈夫だもん。」
メルの自信満々な表情を見ながらイザヨイはむふふと笑いもう一度問い掛ける。
「まあ例えばって話。んでどお?この世界は好き?」
「いっちゃんが居ない世界かぁ…そんな世界は嫌い!…と言いたいとこだけど、ごめんね。たぶん好きだと思うよ。」
イザヨイはホッとした表情でにっこりと微笑む。
「よかった。今日星を見てて私ずっと思ってたんだよね。私とめるちゃんが例えば星だったとしてさ光の届く時間や距離ってのは…やっぱし違うんだよね。あの星と~、あ、あの星。あの二つのように今は同じように輝いててもね。」
「…うん。」
メルは星を眺めたままこくりと頷く。
「めるちゃんがニューマンだからって訳じゃないよ。誰だって同じようには輝かないのが当たり前なんだからね。」
イザヨイは続ける。
「でさやっぱしきっと…ちょっと寂しいけどこの先、私が輝かない星になってもめるちゃんはきっとこの世界で輝いてるはず。というかこの世界を嫌いにならずに輝いていてほしいなって思ってね。」
メルは少し哀しげな表情をしたがすぐに笑顔になる。そして。
「大丈夫だよ。もしいっちゃんが居なくなっ…いや輝かなくなったとしてもめるにはそんなことわかんないし、見えないし、見ないし。めるの見上げる星、うふふ…「いっちゃん星」ね。それはずっとずっと永遠に輝きつづけるよ。この夜空の星達と同じようにあの光が過去のものだろうとめるの目にはたしかに今の光として輝きつづけてるんだもの。」

今日のMH
サンクの未完クエ中心にごー。まずは焼肉クエ。サンク・つーさん・レイさんで。生肉を集める途中になんか邪魔する奴がいるので倒してみたらあら、クックたん…。んでもって今度は本格的についでとかじゃなくてクックたん~…ぶすり。ここでいざよ様が現れてクリスタルハンティングに。げりょーすをば倒しつつ上手く運搬出来ました。んで悪ソフィさん自己紹介コメントを変えて登場。やっぱ「お淑やか」は無理があるという事ですな?…げふん。んでいっちゃんと日課のアレを。アレって言うのはちょうど今ごろの時期に気圧と風向き、それに気温がある条件を満たした時に起こる現象の一つ、「クックタントバーツ現象」ですな。油断いうかなんとゆうか…めるが一回死亡したのがいかにも死にマニアらしいていたらくでした。んで後はお話して今日のクエストはおしまい。久しぶりに装備品(艶【篭手】)を購入したのでまた貧乏になりました。

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